「雛人形って、いつまで飾るものなの？」
お子さまが成長するにつれて、こんな疑問を抱く方も多いのではないでしょうか？
「小学生になっても飾るの？」
「大人になったらもう飾らなくていい？」
「処分や保管はどうすればいいの？」
この記事では、雛人形を飾る年齢の目安、手放すタイミング、引き継ぎ・処分・保管の方法について、やさしく解説します。
雛人形は“いつまで”飾るべき？
▶ 明確な「決まり」はありません
雛人形に「〇歳まで飾らなければならない」という決まりはありません。
とはいえ、一般的な目安としては以下のような考え方があります：
年齢 よくある対応例
〜小学校低学年 家族で飾ってお祝いする／初節句〜数年間は定番
小学校高学年〜中学生 飾りはするが主役は本人ではなく季節の飾りとして
高校生〜大人 家族で話し合って「今年で一区切りにしよう」など判断
✔︎最近では、「毎年お祝いする」よりも、「思い出として残す」スタイルも増えています。
雛人形を“飾らなくなった”あと、どうすればいい？
① 保管しておく
思い出の品として大切に保管
将来のお子さまや孫世代に引き継ぐことも視野に
湿気やカビ対策をしっかりと（※保管方法は後述）
② 誰かに譲る／シェアする
姉妹間や親族で共有・譲渡するケースも
「女雛・男雛だけ残して小道具を共有」などの工夫も可能
⚠ 名前入りの場合や飾りの状態によっては難しいこともあるため要注意。
③ 処分・供養する
神社仏閣の人形供養に出す
人形供養代行サービス（宅配対応）もあり
感謝の気持ちを込めて丁寧に手放す
雛人形の正しい保管方法｜長持ちさせるためのコツ
✔︎湿気が少ない場所に保管（押し入れNG、クローゼット推奨）
✔︎防虫剤・乾燥剤は必ず入れる（※人形専用のもの）
✔︎布で包む／箱に「何が入っているか」ラベリング
✔︎年に1回は開封・風通しをしてあげるとベスト
雛人形は「思い出」として残すのも選択肢です
たとえば…
人形本体は収納して、写真やフォトブックで毎年見返す
名前札や一部小道具だけを飾り棚に残す
飾らずとも「我が子の節句を祝った証」として取っておく
「手放す＝不要」ではなく、「残し方を変える」選択もおすすめです。
おわりに｜いつまで飾るかは、ご家庭ごとに決めていい
雛人形は、単なる飾りではなく、お子さまを想う気持ちの象徴です。
大切なのは、「いつまで飾ったか」ではなく、「どんな気持ちで飾ったか」。
節目を迎えたら、ご家族でお話ししながら、雛人形の“これから”を決めていきましょう。