一体の雛人形に、どれだけの人の手がかかっているか知っていますか?
雛人形は、ただ「並べて可愛い」だけではなく、何十もの工程を経て、職人たちの手仕事で生まれています。
この記事では、木都が扱う雛人形の制作現場をのぞきながら、素材選びから仕上げまでのこだわりをご紹介します。
木都の雛人形ができるまで
Step 1|木地づくり(素体の制作)
木目込人形では「桐塑(とうそ)」や「ウレタン素材」を使用して手彫り成形
衣装着人形では、胴体や手足パーツを別々に作って組み上げる
頭の安定感、着せつけやすさもここで決まる
職人の声:
「木の呼吸や歪みまで読みながら、“人らしさ”の出る素体を目指しています。」
Step 2|衣装の仕立て・着付け
実際の織物や友禅染の布を使用し、1mm単位で裁断・縫製・着付け
十二単の重ねや襟の重なり、袖口の角度まで手作業で調整
木目込では布を溝に1本ずつ木べらで押し込む精緻な技術が必要
職人の声:
「1枚の布で、雛人形の個性が変わる。だからこそ“布選び”は目利きがものを言います。」
【木目込人形】
【衣装着人形】
Step 3|お顔(頭部)の制作
一体ずつ石膏型で成型し、胡粉(ごふん)を塗り重ねて滑らかに仕上げる
表情は筆で丁寧に描く「面相描き」で決定。微細な筆の角度が“表情”を決める
職人の声:
「ほんの少し眉が下がるだけで、優しくも寂しくもなる。“表情の温度”をいつも意識しています。」
Step 4|道具・飾りの制作と調和
雪洞、屏風、台座、桜橘などの飾りも一つひとつ手作業で制作
雛人形と台・飾りのバランスが整って初めて、“作品”として完成
職人の声:
「人形が主役でも、背景が良くないと引き立たない。だからこそ台や屏風も妥協しません。」
Step 5|最終調整・検品・梱包
着崩れのチェック、左右バランスの微調整、髪や冠の整えなど
出荷前には「第三者の目」で最終チェックを実施
職人の声:
「『この子を誰かの“守り雛”として届ける』という気持ちで、最後まで手を抜きません。」
職人によってつくられた雛人形はInstagramでご紹介中♪
実際の飾り方やサイズ感が気になる…という方には、てづくり工房木都の公式Instagramがおすすめです。
下記のリンクからご確認ください♪
おわりに|「手でつくる」ことの意味
機械量産では出せない、“人の気配”と“願い”を込めるのが雛人形の手仕事です。
見た目の美しさだけではなく、「どうやってつくられたか」に目を向けることで、
雛人形の価値は何倍にもふくらみます。






